雨や風に耐えていた桜ももう全部散ってしまって
そろそろ半袖の用意もしたほうがいいのかと思ったりしている平日休みの午後。
天気もいいのだから出かければいいのに、わたしはオーディブルを聴きながら
Macに向かっている。向かっているのだがなかなか作業が進まない。
何かをしながら別の何かをやるなんて昔はまあまあ出来たものだけれど
キッパリ言おう、今はほぼ無理だ。
逆立ちをしながら牛乳を飲もうとか走りながら絵を描こうとかそんな
凄い事をしようと思ってるわけではない。
ただ朗読を聴きながらここのサイトに少し手を入れようとしてるだけなのだが
無理だった。朗読されている本の登場人物がわけわからなくなったり。
手元のPCがスリープ状態になったり。ああ、情けない。
情けないけれど仕方ないかと思える様になる魔法の言葉をわたしは持っている。
「歳のせいだ」 抗えないこればかりは。仕方ないのだ。
なのでこの際このことを有効的に使っていこうかと考えてみる。
歳のせいで出かけることが億劫だ。
歳のせいで部屋の片付けも上手くいかない。歳のせいで仲良かった人とももう連絡しない。
歳のせいで多くのことが出来なくなっても仕方ない。
上手くいかないことが仕方ないって思える様になればわりと生きていくことが
楽になる。
そしてそのうち、「歳のわりには」と言って誰かが誉めてくれることだろう。